バスの効率的な運行のために, 乗客がどこからどこまで乗車したかを示すODデータが重視されています. この研究では, スマートフォンが発するBLEアドバタイジング・パケットを利用して乗客を追跡する方法に焦点を当てています. バス車内からBLEアドバタイジング・パケットを収集する場合, バス車内とバス車外からのBLEアドバタイジング・パケットが混在するため, これらを分類する必要があります. 従来は信号の強さ (RSSI) や信号の送信時間を基準に判断していましたが, バス車内の環境によって調整が必要でした.
本研究では, バス車外のスマートフォン所持者の行動パターンを考慮した新しい分類方法を提案しています. バス車内から 取得できるBLEアドバタイジング・パケットは, バスが移動していることから自動車を追い越す, バス停でバスを待つといった バス車外の人特有の出現時間の特徴があると期待できます. この特徴をバス車内外分類に適用し, スマートフォンのBLEアドバタイジング・パケットのバス車内外分類性能向上を目指します.